LINE社も「LINE広告」のCMもうってきて、LステップもチョコレートプラネットさんのCM起用でどんどん認知が広がり、
「リッチメニューを作っているだけなんですが、どうすれば良いですか?」という質問もよく受けます。
今回はリッチメニューやLINEのクリエイティブデザイン(画像)を今まで500枚は超えているというビジネスパートナーの『2%left』吉岡さんにインタビューしました。
LINEを活かしたい経営者はぜひ参考にしてください。
●売れるリッチメニューの考え方がプロ目線でわかる
●ただリッチメニューを作るだけだと効果がないことがわかる
目次
吉岡さんの制作物
叩き上げ!出展のたびにお店のコンセプトがかわるキッチンカー時代
今回のインタビュー:吉岡さん
コンセプト:スモールビジネスのためのデザイン制作
屋号名:2%leftで「あと2%」という意味
・LINEクリエイティブは500枚以上の制作。
商業デザインに100%というのは無いと考えている(100%=アートになっちゃう/これ以上変化しない)
より発展する為に、今出来る98%まで完成させよう!という由来。
LINE公式アカウント制作以外の事業もされている吉岡さんにインタビュー形式でお話しを聞いていきます。
吉岡さん、よろしくお願いします。
キッチンカーの開業支援もされていたとのことですが、
御社でもキッチンカーの事業してたのですか?
そうです。コロナ禍で大変な時期ではあったんですが、
自社でも1台買って運用しよう!となったんです。
キッチンカー自体のデザインをされていたんですか?
タペストリー、メニュー、ショップカードなどのデザインしてましたね。うちは特定のメニューがあったりするわけじゃなくて、イベントによって「唐揚げ」「スイーツ」とか、変えてたんです。
オーナーが変わるんですね!
そうそう。被らないように変えてました。
イベント毎にメニューから撮影しなきゃいけない!みたいになるのでデザインも毎回変わるんです(笑)
わぁ(汗)濃密な修行ですね。
はい、その時にLINEクリエイティブも並走でスタートする感じです。キッチンカーもしつつ、合間にLINE公式アカウント関係のデザインもする感じです。
2020年は、まだパンフレット作ったりチラシ作ったりリーフレットを作ったりっていうのが多かったんです。
2021年はほぼLINEクリエイティブに偏りました。
Lステップに取り組みだしてから大きい案件にアサインさせていただいている感じです。
ディレクションよりもサポート的な部分だと1番自分が発揮できるんじゃないかと思っています。
キッチンカーの事業が修行となり、LINE公式アカウントのクリエイティブの基盤を築いたことがわかりました。
ここからLINE公式アカウントのお話しを掘り下げて聞いていきたいと思います。
500のLINE公式アカウントデザインクリエイティブ
ありがとうございます。
LINE関係でどの位クリエイティブ作ってきました?
数だけだと1,000はないです。
500は全然超えますね。
1回の案件で本当に何か50何枚とか作ったりするので。
Lステップだとそのくらいなりますよね(笑)
リッチメニュー、診断ゲーム、カルーセルそれぞれ何枚も作りますね。あと、登録特典用の画像、WEBバナー、4コマがついてくる感じですね。
回答フォームCSSも画像クリエイティブ作りますよね?
はい、作りますね。
吉岡さんは実業の方が多いですか?
私意外と無形商材が多いです。
リッチメニュー以外にも一つ一つの画像(リッチメッセージなど)との組み合わせが大事ということがわかります。
その時には、ホームページやSNSの色味、デザインの世界観を統一することが大事です。
次の項目ではリッチメニューの大事なポイントに迫っていきたいと思います。
リッチメニューを「だれ」に伝えるのか
本題に入っていきたいんですが、
デザイナーとしてリッチメニューで気をつけていることは
ズバリなにか聞いていいですか?
いざリッチメニューの区画を考案しようとなると、詰め込み過ぎてしまう方も多いです。
商業デザインという観点からするとやはりデザインは引き算で、いかに余白を生かして、なるべく少ない要素で表現できると一番良いとは思うんですね!
余白を引き算で見ることが大事ということですよね。
そう、これはもうデザインの基本において大切なことですよね。
ただ、LINEクリエイティブにおいては、あの限られたスペースでの表現が求められます。
ファーストビューでワクワク感を持たせて、設計した動線通りにタップされるためには?ということは念頭においています。
師から頂いた言葉なのですが、「リッチメニューを見ただけで【 誰の何のためのLINE公式アカウント 】なのかがわからないと、それはリッチメニューじゃない」という前提を常に意識しています。
わかります。マーケティング思考があるデザイナーさんに頼まないとLINE公式アカウントやLステップの意味がないですよね。
そうですね。綺麗で広告バナーのようなリッチメニューは素敵ですが、タップされるか?となるとそうじゃない。個性的なリッチメニューで、気になって押さずにはいられないボタンがある方が、アカウントの最終目的への近道になることが多いです。
詰め込みはよくないのだが、詰め込まないこともダメということでした。LINE公式アカウントはチャットスペースが限られているので、いかに、誰に向けているのか?これは本当に大事です。
リッチメニューは自分の趣味でいいのか?
ここまででマーケティング目線であくまで「だれ」に訴求しているリッチメニューなのか?が大事ということはわかっていただけたかと思います。
ここのブロックでは「自分が気に入ること」がさらに飛躍になることをお伝えします。
自分自身が気に入るということも、めっちゃ必要と思うんですよ。
だって気に入ってないと人に紹介しないじゃないですか?
なので、制作の際にはご依頼者様に気に入って頂くことがまず一番です。
その上で、あなたじゃなくてあなたのお客様が見た時にどう思うかっていうのを、それとなくお伝えすることはあります。アカウントのゴールのイメージと差異があるときには(笑)
でもやはり、自分が愛着を持てるアカウントじゃないと運用が続きませんので、ご依頼者様自身が気に入ってくださるということが一番大事だと思っています。
自分がお金出して頼んでますもんね。
そうですそうです。
デザインを依頼した際に、ちょっとイメージと違うな・・・と思いながらも、様々な事情でFIXすることってよくあることかと思います。
ですが、大抵の場合直感は正しく、その違和感はずっと残ってしまいますので、デザイナーに依頼する際には自分の好きなイメージをいかに上手に伝えるかが大切です。
そして、デザイナーに必要なのは技術力以上にヒアリング力だと思っています。
デザインのセオリーよりも、一回見たらインパクトあって忘れないリッチメニューでもいいと思うんですよ。
インパクトあると記憶残りますよね。
職業病ですが、記憶に残るアカウントになるように意識はしてます(笑)
デザイナーとして、エンドユーザーの評価、クライアントの評価バランスを考えながら個性を出していることがわかります。
自分でリッチメニューを作っている方はバランスを考えると「売れるリッチメニュー」ができると思います。
まとめリッチメニューの3ステップ
いかがでしたでしょうか?
下記の3つから始めるとデザイナーと同じような考えのもとでリッチメニューを制作できます。
【リッチメニュー3ステップ】
①誰に、何を伝えているかわかるデザイン
②自分が気に入るデザイン
③インパクトが残るデザイン
リッチメニューはLINE公式アカウントの顔です。
反応率や成約率を高めるにはリッチメニューは大事です。
ぜひ、プロに頼むようにしてみてください。
今回はビジネスパートナーの吉岡さんにインタビューさせていただきました。
今後もインタビュー記事もアップしていきますので楽しみにしてください。